トリプルクオーテーション
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文字列を作成するもう1つの方法としてシングルクオーテーション又はダブルクオーテーションを3つ続けたもので文字列を囲う方法があります。この方法の場合、複数行の文字列を作成することが出来ます。
"""1行目文字列 2行目文字列 3行目文字列"""
'''1行目文字列 2行目文字列 3行目文字列'''
この方式の場合、プログラム中で改行されている箇所は改行文字である「¥n」が入力されていると見なされます。
複数行に渡る文字列は、都度「¥n」を記述することでも可能ですが、長い文字列を作成する場合やファイルから複数行のテキストを読み込んだ場合などは改行文字を都度入れる必要も無いトリプルクオーテーションによる文字列の作成は便利な場合があります。
例えば次のように使用します。
print """<html> <head> <title>Test</title> </head> <body> <p>Test Page</p> </body> </html>"""
なお、この形式を利用している場合には、文字列の中で単独のダブルクオーテーションやシングルクオーテーションを使う時にエスケープシーケンスは必要ありません。(エスケープシーケンスを使っても大丈夫です)。
サンプルコード
では実際に試してみます。
#coding: UTF-8 print """Hello!, Endou How are you doing? See you"""
上記を「test3-1.py」として保存します。保存する時の文字コードはUTF-8です。そして次のように実行して下さい。
( Written by Tatsuo Ikura )